ミサワホームのシェアハウス・・・Ⅱです。
このシェアハウス、敷地が南北の縦長なのですが、それをうまく使って南側と北側にスペースが分けられており、2つをつなぐスペースにベンチのあるライブラリーがあるのです。そこからは隣地のお庭も(少しだけ)良い感じで見えてとてもゆったりできる空間です。1ルームとの違いはこういった共用部分があること。設計・デザインが創る快適さを感じます。
普段、新築の建物を扱うことが少ないのですが、リフォーム、リノベーションする際にも設計・デザインをしてくれる人がいるのと、いないのとその違いを感じます。「空間をどう使うか?」を常に考えているプロに任せることはとても大切です。
また、建物を造る際に住む人のことが考えられているかどうかはオープン後のシェアハウスの入居、管理、運営がスムーズにいくかどうかにも大きく影響してくると思います。
話を聞いてわかったのですが、ミサワホームさんは大学や保育園運営会社とも共同研究・共同会社を設立していて、学生シェアハウスや学童保育なども「自ら運営」にこだわっているのです。この「自ら運営」というのが、私がとても魅力を感じる点です。
「ハコモノ」だけでなく「ナカミ」を含めた~とか、よくある言葉ですが、関西弁でいうと「ほんまに自分とこでやるんや~」という、「驚き」と「尊敬」の気持ちです。建物がその後、どう使われているかを直に知っていることは建物の設計・デザインにフィードバックされると思うからです。
何より、こういった新しいことに取り組んでいるプロジェクトメンバーの方が楽しそうで
私も「じゃあ、わたしもやるで!」って気持ちになるのでした。