AYA不動産管理ブログ

よくある疑問…不動産:買うか?借りるか?その②

ファイナンシャルプランナー | 2016年11月3日

こんにちは。AYA不動産管理の綾です。先日、投稿した「不動産:買うか?借りるか?」についての2回目です。前回、相談者が持ったこの疑問。「買うか?借りるか?」という軸では、判断が難しいのでは?ということで終わっていましたが…。pc%e3%81%a8%e3%83%9a%e3%83%b3

そこで私の提案はこうです。不動産は「買うか?借りるか?」の軸で考えるのではなく、「資産を持つか?持たないか?」で考えるとよいのではないか?ということです。この軸に変えて、前回のメリットデメリットを検証し直してみます。

(不動産という)資産を持つか?持たないか?

〇資産を持つメリット

①自分のものになる
②長い目でみると安く、広い物件に住める
③老後、賃貸が借りれるかどうかが不安
追加⑧老後、賃料を払わなくてよい
追加⑨親からの資金援助が期待できる
追加⑩建物の設備が良い場合が多い、(新築の場合)セキュリティやサービスが付加されていることもある

⇒どちらかというと、資産として価値があるか(価値がどうなっていくか)、投資に対してのリターンがあるかどうかの軸で判断をすると考えやすいのではないでしょうか?このリターンには①の「自分のものになった」というような、気持ちの上でのリターンも含みます。

〇資産を持つデメリット(ここでは、リスク、と言い換えます)

④南海トラフ、熊本地震などの災害→予測できない
⑤原発→予測できる
⑥建築基準法(耐震性)の改正等→予測できない
=予測できないリスクについては火災・地震保険をつける、住宅インスペクションを利用する等のリスク対応策はある。リスクを考慮した上で資産を持つ、選択をすることは可能。
⑦老後、夫婦二人になった場合、広い家が不要になるかも=売却は可能。流通性の良いエリアを選ぶことが大切。

⇒資産を持つ「デメリット」というより「リスク」を分析することで、メリットと同じように投資に対してリターンがあるか、と考えることができます。上にも書いたように、リスクは対応策を得られれば、デメリットばかりでは無い訳です。(例えば、他の人がリスクと考える資産は金額が安かったりする訳ですから)

自分が住む家=住宅という意味では「買うか?借りるか?」となってしまいがちなこの疑問。

「資産を持つか?持たないか?」という軸で考えると、どのようなリスクを取るのか、取らないのか、という判断に繋がっていき、結局、自分(や家族も含めた)ライフプランを考えてから、となるのがFP協会の相談員をやっていた時の常でした。迷ったら、一度この軸で考えてみていただければ嬉しいです。

AYA不動産管理 代表 綾 美津子AYA不動産管理 代表
綾 美津子
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